4代目 エニシ ③
1020年10月
10月の続きです。
※いつも以上に酷い文章になってます
お紺さんに完膚なきまでに叩きのめされた3人。なんとか帰還しました。
心臓バクバクでイツ花の第一声を待ちます…。
うわああ良かった!!!!!エニシ生きてたーーー!!!!!!
本当に良かった…!!!!もう絶対に無理な討伐はやめよう。いのちだいじに!いのちだいじに!!!
しかしエニシの無事(?)を確認してほっとしたのも束の間。
…オトヤが助かりませんでした。
毒でじわじわ苦しめられて、それでも自分よりエニシとカグヤのことを気にかけていた優しい子が………。
頭が真っ白になっているところに、イツ花の言葉が続きます。
ウシオ………そうだよね、ウシオなら反魂を申し出てくると思った。
ごめん。本当にごめん。
ごめん………
「来月はエニシの子供が来るから留守番も楽しくなりそう」なんて話をしながら、イツ花と一緒に子供たちの好物を沢山作って待っていたんだろうな…。
幸せになってほしいと思っていた子に何でこんな悲しい最期を迎えさせてしまったんだろう…。
もうショックが大きすぎてしばらくボロボロ泣きながら放心してました。
一瞬リセットが頭によぎったのですが、母親としてのウシオの覚悟を無かったことにできなかった…。
以前相翼院で黄川人から子供の為に死んだ母親の話を聞いた時は、おそらくウシオも「顔も知らない神様との子供を好きになれるのか、その子の為に命をかけられるのか」とぼんやり思っていたかもしれないけど。でもオトヤとカグヤが生まれてそんな迷いは吹っ飛んで、当主にならなかったのも残りの時間は母親として生きたいという願いがあったのかな。ウシオを当主にするつもりがギリギリで急に気が変わったのは、この為だったのではとまで思ってしまった。
あとはウシオの健康度がいきなり大きく下がって留守番させたことも。もし漢方で回復するくらいなら一緒に出陣させて、結果的に二人とも死んでしまっていたかもしれない。ウシオは仙酔酒を覚えていたけど、ウシオが眠らされたら詰みだっただろうし…。
今考えると、過去の選択が全部ここに繋がってきていたんだ…と。
俺屍って「奇跡では?」ということが起きるからなぁ。他家様のプレイ記を見てもそう思うことが多々ある。
今現在ウシオが亡くなってリアル時間1ヵ月以上経っているのでこの落ち着きようですが、当時はとても文章にするのは無理でした…。やっと書けた…。
1020年11月
反魂の儀を経て息を吹き返したオトヤですが…。
……………つらい。オトヤの顔を見るのが想像以上につらい。
本人も自分の姿を見て何が起きたか悟った時に、どれだけショックを受けたか…。
「自分がウシオを殺してカグヤから母親を奪ってしまった」と自責の念に駆られてしまうんだろうな。カグヤの存在も今のオトヤにとっては薬なのか毒なのか分からない。これも急に思い立ってウシオの交神を2回にした結果なんだよね…。
考えれば考えるほど死にそう(私が)。
そして日課の寝酒ね。これ絶対この出来事がきっかけでしょ…。
オトヤが来訪した時にこの個性を見て「飲まなきゃ眠れないほど辛いことでもあったの?」などと笑っていたけど、この時すでにフラグが立っていたのか…。
そしてエニシは大怪我でとても動くことができない状態。
当主になってすぐの仕事が反魂の許可って。エニシにも大変なものを背負わせてしまって申し訳ない気持ちで一杯です。
エニシも当主にあるまじき油断と慢心で2人を死なせてしまった事を悔やみながら生きていかなければならないのか…。
いやエニシは悪くないんだよ、全部私のせいなんだよ。
カグヤは幸い大きな怪我もなかったけど、目の前で2人が倒れるのを見て、更に千万宮から京まで殆ど息をしてないオトヤを連れて来てくれたのかと思うと胸が潰れそうになる。その後すぐにウシオとの別れも待っていたわけだし、カグヤの心にも相当大きな傷を負わせてしまった。ウシオの選択が正しいことは分かっていても、オトヤが生き返ったことを手放しで喜ぶことはできなかったろうな。
でも同じくボロボロのエニシとオトヤを責めることもできないし、かと言って寄り添ってあげられる心の余裕も無くて一人で泣くしかない状況。
つらい……………。
そんな一家離散寸前のどん底真っ暗な中、エニシの子供がやって来ました。
こんな時に迎えることになってしまって悲惨の一言なんですが。ごめんよ。
でもこんな時だからこそご飯をたくさん食べてくれる元気な子が来てくれたのは本当に有難い…!キサラと名付けました。
何となく家の中の雰囲気がおかしいことは感じているかもしれないけど、子供ながらの空気読めない行動で少しでも屋敷の中を明るくしてくれるといいな…。
素質は3位。エニシよりほんの少し上がった感じです。
はーーー…キサラを迎えて、5人家族になるはずだったのに…。
新しい子供が来たタイミングで幻灯を撮ることが多いのですが、さすがに今回は撮る気になれず…。
またいつか皆で幻灯撮りに行ける日が来るといいな。