3代目 イズル ①
1019年8月
元服したばかりで当主を継ぐことになったイズル。頼りにしてた還もアラタもいなくなっちゃって、まだ元服前のウシオと2人で残されて心細いよな…。でも託されてしまったからにはやらなきゃいけないし、来月は子供もやって来るし。ウシオとイツ花にサポートしてもらいながら頑張っていきましょう。
さて、気合いを入れなおしたところで試合のお知らせが。
戦力的に不安はありましたが、まだ一度も参加したことが無かったのでものの試しに出場してみることにしました。
その前に防具屋さんがセール中だと言うので覘いてみます。
イズルとウシオ、それぞれの防具を購入。さよなら若葉の衣。
それでは出発!た、多分だけど大原野魔術団に当たらなければ何とかなるんじゃないかな…。初戦敗退だけは避けたいところ…。
あなた帝だったの!?
すみません、ずっとただのモブのオジサンだとばかり思ってた…。ご丁寧に「帝」って書いてあるけど全然気づいてなかった…。
帝自らノリノリで司会進行してるなんて、普通に考えたらとんでもないことだよなー。暇を持て余した帝の遊びかな??
まあ帝のことは一旦置いておいて、初戦の相手が決まりました。
華麗に魔術団フラグをへし折って、一回戦は円山町愚連隊の皆様と対戦です。
でも愚連隊ってどの程度の実力のチームだったかな…。
あっ大丈夫、これは勝てる!!しかし拳法家を倒し損ね、技あり判定。
初戦敗退のフラグも無事粉砕!
続いて二回戦は三十三間会と対戦。今度は一本取れました。
一本勝ちで大金を頂き(アリガトーゴザイマース)、続く三回戦は茶屋町自治会と対戦。
これも難なく勝利。
そして決勝は同士舎拳闘会と当たりました。
さすがは拳法家、こちらの攻撃がなかなか当たらない。蹴られてもそんなに痛くなかったのが救い…。結局技ありで勝ちました。
今回は運良く強いチームに当たらず、初出場で優勝することができました!
イズルの新当主としての門出にふさわしい勝利!(まぐれだけど!)
なんかシュールな画だな…。そしておやつ買ったら無くなるような慎ましい支度金。とりあえず換金目的で茶碗を貰って帰りました。(そして後日茶碗のあまりの安さに驚いた)
1019年9月
試合も終わり、イズルの子がやってきました。男の子です!
エニシと名付けました(本当はエンジュと名付ける予定が、3文字までだったので涙をのんだ)。さて気になる素質ですが…。どうかな、弱いところは補えたかな。
確かに火を強化したいとは言ったけどw
これは見事に他のものを捨ててきたなぁ。危うい…実に危うい。
しかしこの「やられる前にやる。人生常に背水の陣」的な体の感じは確かに男前。
技や体は火以外死んでるのに心だけバーが綺麗にそろってるのが余計笑える。
感情豊かで直情径行な子っぽい…?心と体の素質が釣り合って無いところを見ると、実力が伴わないのに大口を叩いてそうでもある。すごくやんちゃそうな顔してるしな…。萌子様似なのかな。イズル似ではないことだけは確か。
しかしそんな中身も真逆で顔も似てないイズルとエニシですが、ここで二人が確かに親子である証拠をご覧ください。
親子そろってやりおった。
イズルの場合は転んでたまたまとか「なんだか気になったので触ってみた」という知的好奇心からかもしれませんが(それでも駄目なものは駄目です)、エニシの場合は「目の前にあったら触るしかなかろう」くらい開き直っていると思う。男前ェ…。