8代目 シノブ ②
1023年11月
さて、いよいよ11月。待ちに待った大江山の門が開く月。
…リアル時間ではいつの間にか11月を通り越しておりますが……。おかしいな…??
前回までのあらすじ:大江山に挑む準備を諸々やりました
去年後ろ髪を引かれながら諦めた大江山。クレハに「自分が朱点の首を取る」と宣言したサギリと、ゲッカの無念を晴らしたいシノブ。どちらもこの時を待ちわびていたことでしょう。
そしてスバルが元服。おおっ、珍しく希望が出ました!
しかし一応「悲願達成して呪いともさよならするよ!」というこのタイミングで交神のことを考えていたとなると、この後も戦いが続くことをスバルは何となく感じとっていたんでしょうか…。(ただの偶然です)
コハルを苦しめた病も鎮まったようです。良かった…。
それでは出陣します!!皆生きて帰りましょう!
狙うは朱点の首ひとつーー!!一気に朱点閣へ攻め……
…こもうかと思ったんですが赤火がいいところにあるので寄り道します!!!
ささっと仁王の所まで登ってきました。
赤火タイムを余裕持って迎える為に早々に退場願います!!この先で笛を拾いたい!!
…と、いつものように立ちはだかる仁王さんたちでありますが…
「今月…いよいよ挑むんですね…。これ、少ないけど俺達からの餞別です」
に、仁王さぁぁぁぁん!!!!!
ありがとう、ありがとう仁王さん…。思えばオトヤ兄妹の代からの長い付き合いでしたからね…。ううっ、大切に使わせていただきます…。
仁王さん達に別れを告げて、笛狩りスタート!!
大本命の赤火タイムはこの笛一本という切ない結果に終わりました。
いいんだ、仁王さんから貰った笛があるからいいんだ…。
いつまでも腐ってないで気持ちを切り替えます。
いままで先祖たちが引き返してきた橋を渡り…
いよいよ朱点と対面です。
そうですか…。ここに来るまでこちらも色々あったものでね…。
サギリにはセンリと併せで奥義を使ってもらおうと思います。
まずはサギリに武人を重ねがけ…。
目的に気付いたのか、朱点からサギリに容赦ないげんこつ。
慌てず回復していきます。(「イタタ☆」と頭をさするサギリの笑顔がこわい)
武人で力を上げきったところで、いよいよ奥義の準備に入ります。
センリも空気を読んで(相変わらず燃やす気も満々だけど)併せに参加。
再びサギリに手番が回って来て奥義発動!朱点と戦うために編み出した奥義、思いきりたたき込んでやります!
…思ったほどダメージは出なかったんですが、これで少しはサギリの心も晴れたことでしょう。この一年、この瞬間を待っていたんだろうから。
その後は朱点から反撃のヒップアタックが数発。やはり痛い。
あやうく「死因:朱点の尻」になりそうだったセンリ。色々な意味で危なかった…。
こちらも負けじと攻めたて、ついに…
朱点を撃破することに成功!
ようやく皆の無念を晴らす事ができたと喜んだのもつかの間。
真の朱点童子の正体を知り、これからも呪いと戦いが続くことを知った4人。
肩を落として落胆するなか、燃え尽きたようにサギリの命に陰りが見え始めたのでした…