3代目 イズル ③
1019年12月
エニシの初陣も無事に済んだところで、今回の行き先はこちら。
イズルが以前母や兄と一緒に見上げた大江山です。
ふもとの方をウロウロすることしかできないと思うけど、還の息子としてイズルには一度大江山に足を踏み入れてほしかったので…。
でもそんなに気張らずにゆるく行きましょう。何なら観光くらいの気持ちで…
とても「観光で来た」とは言えない雰囲気に。
多分ここで空気の読めないエニシが「弁当いつ食べるの?」とか聞いてイズルにマッハで口を塞がれてる。
ごめん、あと数年待っててくれると嬉しいな…。
さて、黄川人さんの声援を背に山に入ります。
いつものことですが赤火はなし。
運良くお雫をゲット。これは嬉しい。
途中嫌らしい陣形の紅こべ&太鼓持ちパーティに遭遇したので、源太さんに来ていただきました。故意にやってるんじゃないかと疑うほど太鼓持ちだけ斬らずに帰る源太さんですが、今回は果たして…。
「今回はバッチリ仕事するよ!」
とても器用に太鼓持ちだけ斬っていかれました。
さすがご先祖様、そこにシビれる憧れるゥ。
源太さんの華麗なパフォーマンスを見た後は引き続き紅こべエリアを探索し、初大江山登山は当初の予定通りゆるく終了。先に進むにはまだまだ時間がかかりそうです。
いきなり大江山だもんね。心配してくれていたんだね。ありがとう。
1020年1月
年が明けて早速素敵なお知らせが。
前回はまさに「まぐれ日本一」で優勝してしまったわけですが、せっかくなので出てみようか。1月は討伐、2月は交神、3月試合というスケジュールを立てました。
試合までに少しでもエニシを鍛えるために相翼院に出陣。
うっ、とても微妙なところに赤火が…。
しかしこれは槍の指南書を狙えるのでは!?指南書、指南書下さい!!しな…
今回も惨敗。
指南書持ってる河童に出会う事すらできませんでした。せっかくのチャンスをまたも棒にふってしまった…。
トボトボと奥の院に向かい、気持ちを入れ替えて太鼓持ちを探します。
手当たりしだいに悪羅大将に突撃したのですが…
!!!
あの、指南書落ちましたけど…。いらないなら貰いますよ…?本当にいらない??
即行で懐にしまいました。
その他雷電の巻物も入手。いいお土産ができた!!!
槍使いの誕生はいつかなとワクワクしながらエニシの修行は続いたのですが、やはり圧倒的に打たれ弱い。体水も低いので先手を取られると非常に危険。
すかさずウシオが覚えたてのお雫を進言。やさしい…。
でも体火の伸びは良いからね。ゆくゆくは木霊の弓を携えて活躍してほしいです。
さて、来月はウシオの交神の予定。槍の指南書がちょうど手に入ったので、子供を槍使いにするか薙刀を継がせるか迷うところです。
その前にお相手がまだ決まってなかった。